bitフライヤーは大手仮想取引所の一つで、特にFXの使い易さで知られています。レバレッジ手数料が無料に設定されているため、少ない資本でも大規模な取引にチャレンジしやすくなっています。
大手保険会社とタッグを組んで仮想通貨関連の保険を立ち上げるなど、先進的な取り組みでも知られています。
一方で、仮想通貨取引の手数料が若干高めであるなど、デメリットも存在するのです。
仮想通貨目次
bitフライヤーの主な特徴
・口座から日本円が盗難された際の補償がある
・仮想通貨の分裂が起こった際の対応が柔軟
・仮想通貨の現物取引の手数料が高め
bitフライヤーはFXに強い仮想通貨取引所として知られています。
FXは為替取引で利益を生み出す手法で、円やドルといった法定通貨の他に、仮想通貨の世界にも応用されるようになっています。
FXにはレバレッジと言われる倍率をかけ、少ない資本で大きな金額の取引を成立させる手法が存在します。
レバレッジをかけた場合は一次的に他の人の資本などを借りて取引を行う形になるため、手数料が発生するのが一般的です。
bitフライヤーはレバレッジの手数料が無料で、同業他社を大きく引き離すポイントになっています。
タイミングによってスワップポイントと言われる取り扱い手数料が発生するものの、他の取引所よりも安くFXを利用することができるのです。
また、保険大手の三井住友海上とタッグを組んで仮想通貨の盗難保険サービスを開始するなど、先進的なサービスを提供しています。
bitフライヤーを利用する場合も保険が適用されるため、盗難などの被害に対して保障が行われます
FXを利用する場合や、盗難に対するセキュリティなどを重視したい場合に選ばれる取引所になっています。
bitフライヤーのメリット
bitフライヤーのメリットは、FXが使いやすいことです。レバレッジの手数料が無料のため、頻繁に仮想通貨のFXを利用し、収益をあげたい人におすすめの取引所になっています。
ただし、レバレッジを利用した場合は収益だけでなく損失が膨らむ可能性もあります。
しっかりとコントロールができなければ巨額の損失を抱えることになりかねず、ある程度知識をもってリスクを避けることが大切になるのです。
口座の所有者は保険の適用が受けられるのもポイントです。口座に保有している金額で適用範囲が変わる仕組みで、盗難被害などを受けても最大500万円まで補償を受けることができます。
注意点もあります。補償の適用を受けるためには、パスワードの管理をしっかりと行い、二段階認証を利用するなど、利用者自身がセキュリティに気を配る必要があるということです。
二段階認証を行わない、他のサイトと同じパスワードを使いまわすなど利用の仕方に問題がある場合は保険が適用されない可能性が出てきます。
また、盗難の補償は口座から現金が引き出された場合に適用されます。
仮想通貨が別の場所に送金された場合は補償範囲外となる場合があるのです。盗難被害にあっても補償の範囲が限られることに理解が必要です。
bitコインゴールドなど、bitコインの分裂時の対応が比較的柔軟だったのも特徴です。分裂によって誕生した仮想通貨の付与に積極的で、安全が確認され次第取引も行うと発表しています。
国内取引所の中には、利用者の安全性確保の観点から一部の仮想通貨の付与を行わないと発表したケースもあるため、対応の違いが鮮明になりました。
仮想通貨の分裂が起こった場合、分裂処理時点で持っていた仮想通貨と同じだけの新しい仮想通貨が貰えます。
しかし、取引所が付与を行わなければ自分で問い合わせなどをして発行手続きをすすめなければならず、面倒が増えるのです。
今後対応方針の変更がある可能性もありますが、取引所によって判断が分かれる場合があるため、過去の付与実績は口座作りの大きな目安になっているのです。
柔軟な姿勢や、情報発信に積極的なところは大きな魅力となっています。
bitフライヤーのデメリット
bitフライヤーのデメリットは、出金や入金、仮想通貨の購入と売却、送金など、各種手数料が高めであることです。
特に仮想通貨の購入と売却の負担は重く、現物取引を利用して短期取引で収益をあげるのは難しくなっています。
Bitコインの取引は取引所と販売所の利用が可能で、それぞれ手数料が異なります。
取引所は自分で価格を指定して購入と売却ができますが、手数料がかかります。販売所での取引は価格の指定ができないかわりに手数料が無料になっています。
例えば、取引所でbitコインを売買した場合の手数料は0.01% ~ 0.15%となっています。
10万円未満の取引の場合は0.15%で、金額が大きいほど手数料が少なくなります。少額で売買を繰り返す場合は、1回ごとに0.15%の売買手数料がかかる形になり同業他社と比べても割高となります。
販売所の手数料は無料ですが、売値と買値の価格差がはじめから大きく設定されています。
少しでも安く買い、少しでも高く売りたい場合は不向きです。手数料がかからず、手軽に売買できるかわりに儲けを出しにくくなっています。
FXのレバレッジ手数料を除く各種手数料が高めであることから、FX目的で利用する場合や、仮想通貨分裂時の付与元として確保する以外はマイナスが目立ってしまうケースがあるのです。
取引できる仮想通貨の種類は
bitフライヤーで取引できる仮想通貨は6種類です。
・イーサリアム(ETH)
・イーサリアムクラシック(ETC)
・ライトコイン(LTC)
・bitコインキャッシュ(BCH)
・モナコイン(MONA)
bitコインは手数料制の取引所、手数料無料のかわりに価格差が大きい販売所の利用が可能です。
bitコイン以外のアルトコインは全て販売所での取引になります。売値と買値の価格差が大きいため利益を出しづらく、中長期の取引以外で利益を出すことは難しくなっています。
提携金融機関
bitフライヤーはクイック入金を利用することで、口座に素早くお金を移すことができます。
bitフライヤーの口座に入っているお金を元に仮想通貨の取引を行うため、少しでも早く入金して売買を開始したい場合に便利です。
クイック入金に対応している提携金融機関は、じぶん銀行、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行になります。
また、コンビニ決済とPay-easy(ペイジー)による入金にも対応しています。クイック入金の手数料は324円で、仮想通貨の購入以外の目的には使えないのがポイントになっています。
クイック入金以外の入金は、三井住友銀行か住信SBIネット銀行の専用口座に行います。
三井住友銀行の口座に入金した場合は、銀行営業日まで残高が反映されない場合があるため、手数料に違いが無ければ住信SBIネット銀行の方が便利です。
出金は三井住友銀行の手数料が安くなっています。三井住友銀行口座への出金は、3万円未満の出金時に216円(税込)、3万円以上の出金時は432円(税込)です。
三井住友銀行以外への出金は、3万円未満の出金時に540 円(税込)、3万円以上の出金時に756円(税込)となっています。
大手取引所bitフライヤーの特徴まとめ
ビットフライヤーはFXに強い仮想通貨取引所で、取引手数料が高いため現物購入は若干割高になる傾向があります。
また、保険があること、仮想通貨の分裂時の対応が良かったことから、短期取引ではなく長期保管を視野に入れる場合はメリットを生かしやすくなります。