ADAコインは、カルダノ(Cardano)という分散型プラットフォームで利用される仮想通貨です。
カルダノはオンラインゲームやオンラインカジノを念頭に作られたプラットフォームで、不正の入り込む余地のないゲームシステムを実現することが目標になっています。
高いセキュリティー性を実現した独自ウォレットなど特徴が多く、成長性が見込める分野で実績を積み上げていることから価値が急上昇した仮想通貨でもあります。
仮想通貨目次
ADAコインの主な特徴
・セキュリティ性が高い専用ウォレットを利用する
・プラットフォームを利用すれば誰でもゲームが作れる
・不正を防ぐためのシステムが特徴になっている
ADAコインは、カルダノと呼ばれるプラットフォームで使うための仮想通貨です。
カルダノはゲームやオンラインカジノを誰でも作れるようにするプラットフォームで、根本的に不正ができないように工夫がされているのが特徴です。誰でも公平にゲームが楽しめることを追及しているのです。
オンラインゲームやオンラインカジノを提供するプラットフォームは多いものの、そのどれもが根本的には開発者や胴元が有利になる仕組みになっていました。
開発者の匙加減で勝敗が決まってしまうことも多く、公平な勝負自体ができないケースが多かったのです。完全に公平を追及してしまうとカジノは潰れてしまう可能性が出てくるため、有利な設定をせざるをえなかったのです。
その有利な設定自体に疑問符を投げかけるのがカルダノです。具体的にはブロックチェーン技術を利用し、あらゆる情報が全て記録されるのです。
明らかな不正が検出された場合や、不正が貼りこむ余地がある情報が含まれる場合はプラットフォーム上から除外することができます。そのため、純粋な知恵比べや運勝負ができるゲームやカジノが作れるようになるのです。
また、カルダノではSDK(Software Development Kit)と呼ばれるソフトウェアの開発キットを配布しています。ちょっとした知識があれば誰でもゲーム開発が可能で、カルダノプラットフォーム上で公開できるようになっているのです。
自分で公開したゲームでADAコインのやりとりをできるようにすれば、そのまま課金収入として自分の収入につながる場合もあります。
ADAコインでのやりとりで完結するため、プラットフォーム上に自分の個人情報を登録することがないのも特徴です。匿名性を保ちつつ、様々なゲームやカジノを楽しむこともできるのです。
暗号通貨技術の第一人者であるチャールズ・ホスキンソン氏が開発に携わったことでも有名です。
チャールズ氏はイーサリアムの開発にも関わっていて、天才数学者としても知られています。
何かと話題性が高いのもADAコインの特徴
ADAコインは、日本語対応が進んでいる仮想通貨の一つです。日本独自のプレセールが行われ、公式サイトも日本語に対応しているなど日本での活動を意識していることがわかります。
実は日本はギャンブル大国といわれていて、パチンコだけで20兆円を超える産業規模があるといわれています。
ICOの規制が進んでいる国も増えていることや、日本の仮想通貨取引高が非常に高いことも影響していて、日本での展開に積極的な仮想通貨が増えています。
ADAコインはオンラインゲームやカジノに照準を合わせているため、日本での展開にも積極的です。
ロードマップでも2018年2月から東京オフィスでデベロッパーや企業向けのミーとアップを行うことに言及されていて、ADAコインを利用できるATMを設置する予定すらあります。
日本での展開が積極的であり、情報量が多いのは大きなメリットです。
セキュリティ性の高い独自のウォレットを利用する
ADAコインはセキュリティの高い独自のウォレットで管理されることになります。ウォレットの名前はダイダロスウォレットで、複合化された暗号技術に対応しています。
お金を管理するウォレットのセキュリティに問題があれば、お金が際限なく盗まれるなど莫大な損失が発生する可能性があります。
そのため、様々なセキュリティ技術を惜しみなく投入し、非常に高い安全性を確保しているのです。
ADAコインは詐欺と噂されてイメージが低下
ADAコインは詐欺ではないかと噂され、著しくイメージが低下した仮想通貨の一つです。これはプレセール時の価格が非常に高額だったことと、日本でのプロモーションにマルチレベルマーケティング(MLM)が使われたことが影響しています。
ADAコインの日本のプレセールの価格は、10万円を超える非常に高額なものに設定されていました。発売前の仮想通貨の購入が10万円を越えるとなれば、誰でも詐欺を疑います。
実際にICOでお金を集めておきながらプロジェクト自体が破綻したケースも存在し、詐欺の隠れ蓑に使われているのではないかという案件も多いのです。
ADAコインを使うカルダノの公開延期が重なったことも影響していて、疑われる要因になったのです。
また、日本でのプロモーションにはMLMが利用されていて、紹介者が増えるほど元の紹介者が利益を得る仕組みになっていました。そのため、買えば必ず儲かるといった過激な発言をする人が増え、信頼性が失われていったのです。
カルダノの運営は、ADAコインの運営管理を行う『カルダノ財団』と、技術開発を行う『IOHK』、営業や普及活動を行う『Emurgo』という3つの組織に分かれているため、複雑で理解しづらかったことも影響している可能性があります。
しかし、ADAコインの開発は実際に進んでいて、仮想通貨取引所上々と同時に価格が急上昇するなど、話題を呼んだのです。
一時プレセール時の300倍以上の価格に
ADAコインは詐欺ではないかと噂されていましたが、海外取引所のビットレックス(Bittrex)での取引開始と同時に価格が急上昇しました。
プレセールス時の価格が1ADAコイン0.3円程度の価格でしたが、取引開始後に急上昇し、一時はプレセール時の40倍まで値上がりしました。
その後1ADAコイン3円程度の時期が続きましたが、仮想通貨取引所が増え、新規の展開があることが発表されるにつれて価格が上昇し、2018年1月には1ADAコインが一時100円を突破するなど話題になりました。
プレセール時の300倍以上の価格で、取引所によっては瞬間的に1ADAコイン133円を記録しました。
きっかけになったのがADAのロードマップの情報追加です。進捗情報などが追加され、非常に見やすくなっています。
各言語で読めることから投資家の注目が集まり、1月4日の金融機関の営業開始と共に大幅な上昇を記録したのです。
価格の急上昇と共に利益を確定する流れも強まり、2018年1月24日時点で1ADAコイン60円程度まで下がっているものの、2017年末やプレセール時と比べれば非常に高い水準を保っています。
ロードマップ上からも世界各国で活動することがわかるため、注目を集め続けることが予測されます。
ADAコインを購入できる仮想通貨取引所は?
ADAコインは国内の仮想通貨取引所で扱いがなく、海外の仮想通貨取引所を使わなければ購入できない点に注意が必要です。
比較的ハードルが低いのが、
で、一部は日本語にも対応しています。
アップビット(upbit)
などでも取引が可能で、カルダノの公式サイトから一覧をチェックすることもできます。